こんにちは、現在修士1年のゆうもです。
今年の3月に薬学部を卒業して、大学院に進学しました。
高校生の時「理系に行く人が多いから」という理由でなんとなく理系に進み、大学に入った後はとりあえず単位取って、バイトしてという感じで、あっという間に研究室配属になり、卒業してしまいました。
その結果、卒業してから僕は、
「入学してからあんなに自由な時間があったのに、どうして何もしなかったのだろう」
と激しく後悔することになりました。
そこで今回は、入学してからの失敗や、3年までの時間があるうちにやっておけば良かった、と僕が後悔している事を3つ紹介したいと思います。
1.考えてサークルや部活を選ぶこと【大学4年間の後悔】
サークル・部活選びは大学生活に大きく関わってきます。
僕も良いサークルを見つけたくて、知り合ったばかりの友達と毎日、気になったところに行ってみたりしてました。
「とりあえずゆるいサークル入っときゃ楽しいんでしょ?」
って感じで、バドミントンして遊ぶとか、基本飲んでたまに旅行に行くとか、料理するとか、とにかくそういった「ゆるくて楽しそう」なところだけに絞って5、6個入りました。
全部続けようなんてつもりは最初からなくて、
「つまんないところから徐々に抜けて最終的にいい感じのところ2つくらいにしよ」
と絶対にサークル選びを成功させるつもりでした。
しかし、ゴールデンウィーク明けの新歓からすぐに居づらさを感じ始めました。そういったサークルに集まるのは、
- 自分から積極的に話しかけてすぐ仲良くなる
- 初対面の大勢の前で笑いを取りに行く
みたいなことが普通にできるような人ばかり。僕とは対極の人たち。
そのとき気づきました。
「入るところを完全に間違えた」
内向的な性格であるにも関わらず僕は、楽しい大学生活はこうあるべきだという幻想のようなものに取り憑かれ、自分に全く合ってないコミュニティに入ってしまったのです。
もともと大勢の前で話すことが苦手だった僕は、飲み会やイベントなどでも無言でいることが多くなり(会話に入りたいとは思っていた)、馴染むことができずただ辛いだけ。
こういったサークルは1ヶ月経たないくらいで行かなくなりました。
入ったサークルにはそれなりに楽しいところもあって、
- 料理作るサークル
- 部室がちゃんとあるけどだらだら喋るために集まる部(一応部ではあったがまじめにやる人とただ喋りに来てる人の差が激しい、僕は当然後者)
なんかはそれなりに気の合う人もいて、イベントにも参加していました。
しかしこちらも、2,3ヶ月経った頃に違和感を感じ始めました。
「これを続けてこの先何になるんだろう」
週に1度集まって適当に集まってしゃべりながら料理する、授業終わりになんとなく部屋に行ってそこにいる人とただ喋ったりゲームする、それ自体はまあまあ楽しかったのに、何の目的もなく、何かを得られるとは思えないその活動をこれからも続けていく気にはなれなかったのです。
そんな違和感を抱えながら、それでも惰性で行くような日々がしばらく続きましたが、こちらも結局行かなくなってしまいました。
そうして、1年の終わりにはどこの部活・サークルにも属さず、授業が終われば直帰の毎日。
せっかく仲良くなりかけた人達とも連絡を取らなくなり、卒業時の友人は同じ学部の2人のみでした。
こうなった原因は、
- 自分がどういう人間か
- 何がしたいのか
を全く考えなかったこと。
「楽しい大学生活とはゆるいサークルに入って遊ぶこと」という思い込みが僕の4年間をからっぽにしてしまったのです。
この経験から、自分が「思っていたよりだいぶ根暗である・多少楽しくても何にもつながらない活動は参加しなくなる」ということを学びました。
それが分かった上でサークル選びをしていれば、とただただ後悔。
今だったら、遊ぶだけのサークルではなく、しんどくてもそれを乗り越える喜びを感じられる場所を選びますね。
2.英語の勉強【大学4年間の後悔】
これは将来使えるように、という長期的な目標ではなくTOEIC、就活のためです。もちろん、仕事で使えるレベルまで習得できたら素晴らしいですが。
「ES(エントリーシート)書くときまでに結果出してれば良いんでしょ?」
と(文系の場合)3年生の夏、遅いと秋冬の受験に向けて勉強しようとすると、インターンや就活のための準備に割く貴重な時間が奪われます。
勉強だけでなく、受験そのものにも時間を使わなくてはいけません。
たとえば3ヶ月勉強して同じ結果が出せたとしても、1,2年生の余裕があるうちにそれをするのと、就活が近い切羽詰まった状態でやるのではメンタル的な負担がかなり違ってくると思います。
まさにこれを書いている僕が、今そういう状態なのです。
もう数ヶ月後にはインターンなどが始まるのに現時点で納得のいく点数は出ておらず、秋頃の受験を考えています。
正直、もうこのままでいいかとも考え始めています。
できれば短期決戦ではなく、1年生のうちから毎日1時間でもやってゆっくり、着実に力をつけていけば良かったとかなり後悔しています。
今1,2年生の方は、2年生までに納得のいく点数取ってしまって、あとは就活のことだけを考えられる状態にしておくと気持ち的にかなり楽ですよ。
3.自分の好きなことや興味のあることを全力で探すこと【大学4年間の後悔】
これは紹介する3つの中で、僕が最も重要だと思い、そして最も後悔していることです。
大学へ進学するまでは、テストのために勉強をしたり、あるいは部活といった、全員が同じようなことをしてきます。
つまり高校までは、基本的に先生や親が言うような、または同級生と似たような進路選択をすることになります。
悪く言えば、考えているようで、進路選択に自分の考えが乗っかっていないことが多いのです。
僕なんかは特にそうで、高校でやりたいことは一切見つけられず大学も学部もなんとなくで決め、その上入学してからも授業が終われば帰宅しYouTubeかゲームの日々。
当時の僕はその生活に何も思っていませんでした。
そのまま研究室生活が始まり、その直後に僕は、何かで偶然見つけた「ネット物販で自分の力で稼ぐ」ことに興味を持つようになりました。
今までお金を稼ぐためには、バイトするか社会人にならなければいけないと思っていた自分にとってそれは未知の世界で、魅力的でした。
高校から理系の道に進み、これからもなんとなく会社に入って、サラリーマンとして働くと思っていた自分がネットビジネスに興味を持つなんて思ってもいませんでした。
しかしそれに気づいたのは研究室生活が始まってから。
時間を使えるのはバイトがない平日の夜と土日の夕方以降(土日はどちらも日中バイト)だけでした。
正直社会人並みか、それ以上に時間はとれません。
その時僕は、
「何で時間があるうちに熱中できることを探さなかったのだろう」
と本当に後悔しました。
僕は、何かを始めるのに遅すぎて無理というのはほぼないと思っていますが、若いに越したことはないとも思います。
大学生は、行動範囲がそれまでと比べて格段に広がり、若さも時間も、失敗したときのやり直しやすさも持ち合わせています。
これまでの常識の外に出て何かに出会うという経験も、この時期を過ぎたら得にくくなります。
取り組むことは、何でも良いと思います。
ド文系だけどエンジニア目指してプログラミング始めてみる、YouTubeやってみる、あるいはどこかに弟子入りして職人を目指す、芸人や俳優を目指してみる、、
その時挑戦したことで、人生を大きく変える可能性が大いにあるんです。
まとめ
遊ぶサークルで楽しく過ごせれば良いとか、就活しないから英語の勉強は別に必要ないとか、学部や人によって何が大学生活を充実させるか、何が必要かは違います。
でも、やりたいこと、好きなことは全力で見つけた方がいいし、焦って探すぐらいがちょうど良いと思っています。
世の中には自分が知らない世界がたくさんあります。それを1つも知らないまま人生の方向を決めてしまうのはとてももったいないことです。
自分の意思で目標を決めれば、たとえつらくても日々は充実するのだと思います。大学生という期間はそれをするのに最高の時間だったことに卒業してから気づいたんです。