こんにちは、ゆうけいです。
ネット上には数多の「就活あるある」ネタが蔓延しています。今回はこれらに対して、実際はどうなのか、就活を終えた僕の経験を元に判定していきたいと思います。
ちなみに僕は理系院生ながら40以上の会社を受け、食品メーカー全落ちなどそれなりにしんどい就活を経験しました。
こちら就活体験記です。
本記事では共感の度合いに応じて「共感できた編」、「とても共感できた編」、「あまり共感できなかった編」の3つに分けています。それではどうぞ。
就活あるある~共感できた編~
キャリセンが混みすぎて使えない
3月、「キャリセンは年内に行っとけ」とアドバイスをくれた先輩にめちゃくちゃ感謝した。
就活生の考えることは一緒であり、就活が解禁してからES添削や面接対策でキャリセンに救いを求める。そうすると面談の枠があっという間に埋まり、予約が取れなくなるのだ。これはどの大学でも共通だと思われる。
幸いにも僕は先輩の忠告通り、まだガラガラの時に使っていたため、3月に予約が取れなくなってもそこまで困らなかった。
就活は全てにおいて早めに動いた方が良い。
内定決まらなかった時の将来を想像して不安になる
3、4月の状況である。ここは通るだろうと思っていた企業のESまでも落ち、やっと進めた貴重な一次面接でもあっけなく落とされる。
「一次受かってもあと2回も面接あるとか、内定無理じゃない?」と、内定まで道のりの険しさに絶望していた。
「まわりが終活する中、自分だけ内定取れないまま夏になって、秋になって、聞いたこともないような企業にやっとこさ拾ってもらうみたいになったらどうしよう・・・」という不安にも襲われた。
人生がかかっている上にまわりとも比べてしまう就活は、どうしてもネガティブになってしまいがちだ。
学生時代に力を入れたことなんてない
授業とバイトしかやってきてない学生に、「力を入れたこと」などないのである。
成績でアピールできることなんて一切ないので、仕方なくバイトを選択する。しかし、アルバイトとして普通に業務をこなしていただけなので、こちらも話せることはない。
普通、ただのアルバイトが店の売り上げをアップさせるような提案などしない。
部活・団体・起業など精力的に活動していた人が、就活時に初めて羨ましくなった。
「選考結果のお知らせ」= お祈り
就活中に経験する最悪のフラグといっていい。メールの件名を見た瞬間に悟るのである。
なぜなら、合格であればだいたい、「○次面接のご案内」などのように表示されるからだ。何度も祈られると、タイトルだけでだいたい分かるようになる。
たまに諦め半分でマイページを開くと合格だったパターンもあり、これはこれで腹が立つ。
グルディスで書記・タイムキーパー真っ先にするやつ
基本的にどのグルディスでも、開始してしばらくすると
じゃあ、私書記しますか?
という人が必ず現れる。必ずだ。ただ待っているだけで「じゃあ~~してもらってもいいですか?」と役割を与えられることはない。かといって自分から進行役に名乗り出ることはないので、そのままただの意見出し要員になってしまう流れを毎度経験した。
まあ、こういった役割を引き受けてくれる分には別に良いのだが、一度だけちょっとやばい就活生と同じグループになった。
その男子就活生、始まるやいなや
僕、タイムキーパーやります!
威勢は良かった。
しかしその男、グルディスが始まってから何も話さない。本当にタイムキーパーに徹していたのである。
唯一声を出したのは、誰かが意見を出したときの
いいと思います!!
と
残り○分です!!
だけ。でかい声で。こいつ、これで全てのGDを乗り切ろうとしているのか・・・
あなたもこれから、役割厨に出会うかもしれない。
グルディスはメンバーゲー
よく言われるのは、「グルディスは、グループの中に慣れてる人や進行を上手く進めてくれる人がいるかどうかで合否が変わってくる運ゲー」というものだ。それも確かにそうだが、僕の場合はちょっと違う。
僕のようなグルディス弱者は、自分が話しやすいメンツかどうかで(自分の)出来が大きく変わってしまうのである。
- グループ5人中2人が関西弁のしゃべくり男女、あと1人が鋭い意見をガンガン投入してくる系の優秀男子。圧倒され、爪あと全く残せず(あったらいいなをカタチにする某企業の一次選考)
- 10人中8人がグルディス慣れしておらず何も喋らず。自分ともう一人の博士の女性でほとんど話を進めた。
何も成長したわけではないのに、僕の働きはまるで別人のようであった。間違いなくグルディスは運ゲーである。
そして二度とやりたくない。
就活あるある~とても共感できた編~
どの会社でも第一志望と言う
本当に、これはどの会社も聞いてくる。「弊社の志望度はどれくらいですか」なんて聞かれたら、「第一志望です」以外答えられるわけがない。そう答えたら、
まあ、そう答えるしかないですよね笑
何のために聞いとるんや。
このような、もはや答えが一択の質問には他にも
- ストレスには強いですか?
- 入社した後に、もし希望の配属先と異なっても頑張れそうですか?
などがある。
普通のサラリーマンがすごい人に見える
就活はかなりしんどい。何百文字というESを一生懸命書いても半分以上落とされ、その先にも厳しい面接が待っており、それを複数パスしなければ内定はもらえない。
僕はコンビニでバイトしていたが、就活を始めてから、よく来るサラリーマンを見る目が変わった。あと、街中のスーツを着た人達全員。「この人達こんなすごかったんか」と、学生と社会人の圧倒的な差を感じたのである。
話し下手な就活生がいる集団面接は安心する
集団面接において、「質問されてからずーっと考え込んで答えに詰まる人」や「的外れな回答をしている人」がいたりすると、非常に安心するのである。それどころか、頭が冴えて冷静に答えられるようになったりする。
性格悪いかもしれないが集団面接は戦場であるため、自分が優位に立っていると分かれば嬉しくなるのはしょうがない。
電話で内定辞退するときは憂鬱になる
3社から内定をもらったのだが、2社への辞退の電話はとても嫌な作業だった。
一般的には承諾期間というものがあり、少しの間は判断を待ってもらえる。しかし面接で志望度の高さをアピールし、せっかく内定を出してくれた会社にとても申し訳ない気持ちになり、一旦全て承諾してしまったのだ。
しかもここで、
すみません、もう少し待ってもらっていいですか?
と言ってしまうと、
(面接で第一志望って言ったのにな~)
となり、もし後にそこに決めることになれば、何とも気まずい感じになると考えたのだ。幸いにも、どちらも優しく了承してくれたので、今でもその会社の印象は良い。
手応えのある面接ほど落ちる
これは気をつけた方がいい。手応えと結果はかなりの精度で反比例する。
特に、
- 趣味の話でも盛り上がったとき
- やたら褒められたとき
などは落選ルートに入った可能性があるので注意してほしい。
これは、BtoCであれば「落とした就活生→将来的に自社のお客様」となり、ここで良い印象を持ってもらいたいからである。
就活あるある~共感できなかった編~
潤滑油やスポンジをアピールする人
全くいなかった。というか、「あなたを例えると?」的なことを聞かれること自体なかった。
もしかしたらこれはメーカーばかり受けてたからで、観光や小売りなどの接客が求められる業界の面接であればよく聞かれるのかもしれない。
そもそもこれは、「カンボジアに学校を建てた」級にこすられた就活ネタであり、聞かれたところでこれを出す勇気のある就活生などそうそういないと思われる。
カタカナ語を使いまくる意識高い人がいる
これは、
- 外資系企業の選考を受けてない
- メーカーしか受けていない
あたりが理由だと考えられる。コンサルや商社などを受ければわんさかいる(多分)のであろうが、出くわさなくて良かったと心から思う。
祈られた企業の商品は買わないと心に決める
全然そのような気持ちにはならなかった。
理由の1つとして、有名食品メーカーに何十社と出したため(全部落ちた)、それらの商品を全部買わないとなると「これからの人生のQOLが下がりまくるな」と考えたことがある。
また、ESや面接に向けて当然その会社の商品を調べているので、知らなかった商品に興味が出てきて買ってみたくなるのである。
以下3つは、「オンライン就活」関係で共感できなかったもの。
グルディスで人事が見ているときだけ話す人
3回経験したグループワークは全てオンラインだった。
だいたい1グループ5~8人で、そこに1人会社の人がつくというような感じ。その人が顔を映すか映さないかは会社によりけりであるが、基本的に「常に見られてる」ので、誰も気を抜くことはなかった。
夜行バスがつらい
僕は43社出したが、最初から最後まで全てパソコン1台で完結したため、夜行バスどころか移動もしていない。
コロナ禍就活のとてつもないメリットである。
合同説明会の無意味さに呆れる
これは、「合同説明会めっちゃ有意義だった!」ということではない。先ほども述べたがパソコンだけで就活が終わったため、広い会場にいろんな会社がブースを設けて・・・といういかにもな説明会に参加したことがないのだ。
一度くらい経験してみたかった。
最後に
この記事では、自信の就活経験を元に「共感できる・できない」を判定してみた。
有益性などは特になく「ふーん、そうなんだー」ぐらいの記事ではあるが、中には対策を講じられるものもあると思うので、23卒以降はぜひ役立ててほしい。