どうも、ひっっさしぶりにブログ書いてます、ゆうもです。
1年ほどブログ休んでましたが、再開します。
この1年間での大きな出来事に就活がありました。今回は、僕の22卒就活の結果と所感なんかを書いていきたいと思います。
就活、最終結果
僕は薬学部卒の修士として、「食品」と「製薬」業界に絞って就活してました。
最終的に3社から内定をもらうことができました。詳細がこちら。
エントリー数:44社 ( ES提出43社+適性検査からスタート1社)
- ES、webテスト落ち:21社
- 一次面接落ち:8社
- 2次面接落ち:1社
- 最終面接落ち:1社
- 辞退:10社
- 内定:3社
理系院生で44社ってめちゃくちゃ多いですね。推薦なんて縁がない研究室なもんで、文系並みに出したかもしれません。
ちなみに、初っぱな適性検査で落ちた企業はカルビー。ESすら出させてもらえずに散った。
理系院生の場合、3月とかあるいはもっと早い段階で内定取る人がまあまあいます。だけど僕は、5月末まで内定0でした。6月2日に3社目の内定が出て、就活終了。
食品メーカーは無理ゲー
食品メーカーに内定もらう人ってどんなES書いてんの?どんな面接してんの?ってぐらい食品は難しすぎました。大手ばっかに絞ってたのもあるけど。
まずESが全然通らない。44社のうち18社が食品メーカーだけど、面接に進めたのは2社。たったの2社。
その2つとも1次面接で落ちて、食品メーカーの夢はあっけなく消えました。
「食品はムズいんだろーなー」って就活前からなんとなく想像してたけど、壁の高さを痛感しました。薬学部ってのはあるけど、製薬企業の方がよっぽどES通ります。
以下、僕が考える食品メーカーがムズい理由。
- そもそも倍率がエグい
- 「薬学部」のアドバンテージがない
そもそも倍率がエグい
特に大手の食品メーカーは、CMや商品で圧倒的な知名度があります。もちろん就活生にも。
誰もが知ってる商品に携わって働けたら絶対楽しい!てみんな思います。
そんな会社の研究職には農学部や工学部、理学部、薬学部、栄養系の学部、その他と、本当にたくさんの就活生が応募するわけです。
そして一企業が募集する研究職は数名~10人ちょっと。そう考えると、単純に倍率が何百、何千と、半端ないことになります。そうなってくると、どれだけ頑張っても、ぶっちゃけ選ばれるかは「運」ということになってきます。
「薬学部」としてのアドバンテージがない
志望動機では、自分の研究がどう活きるかを書きます。
直接的に食品の研究をしていない薬学部生(僕)が「自分の武器は何か」を考えた時に出てきたのは、ずばり「食品と健康」です。てかもう、それしかないですね。
で、じゃあ具体的にどんなことができるのかと聞かれると、
- 薬と受容体の関係
- 脳や神経の話
て感じで、食べ物に繋げるのが難しいんです。受容体とか、食べ物には関係ないので。
そこを上手く繋げてアピールできる人が、薬学部から食品メーカーに行けるのかもしれませんが、僕には無理でした。
たいがい自分の研究から離れて、「よく知らない健康成分に言及」「文系でもできそうな新商品のアイディア」あたりを苦し紛れにやってました。
結局、わざわざ薬学部から取る必要ないってなるんですよね。
ここからは簡単に、僕の就活を振り返ってみます。
ゆうもの就活:3月~4月上旬
3月1日になった途端、生活が一変しました、本当に。
それは
ES(エントリーシート)地獄
もう少し分散させてくれればいいのに、めぼしい企業は3月に一斉にESの締め切り日を設けます。
ES、1つ1つが本当に重いです。
僕は要領が悪いので、一日に2つES出せるかどうかというペースでした。これだと毎日毎日締め切りに追われるのでしんどい。
企業ごとにwebテスト受けたり、テストセンターに受けに行ったり、自己PRの動画を添付しなければいけないものもあります。
動画はまず文を考えなければいけない上に、それを暗記して、一発撮りで1~3分喋んないといけない。服装もしっかりしないといけないし、場所にも気使うから好きじゃなかった。
余裕を持って締め切り1週間前に出すようにしてたつもりが、その貯金も徐々になくなり、気づいたら締め切り当日に書いてました。ギリギリで提出して、次の日もまた追い込まれる。
3月31日締め切りのES4つを当日に作成したときは、トイレと仮眠以外パソコンの前だったなあ。
本当はもっと出す予定だったけど(やむなしの)取捨選択を経て、4月の上旬までに43社のESを出したことになります。カ○ビーの適性検査も3月に受けてます。
そんな中なんと、選考の早いある食品メーカーの1次面接に進むことが出来ました。
「森永乳業」
2社通った食品のうちの1つです。初めての書類通過でめっちゃ嬉しかった・・・
人生初の面接が、4月5日(ずっと覚えてる)に行われました。たった15分の面接でした。
特に変わった質問もなかったですが、1次で落ちました。
4月は残り少ないESを書きながらも、3月に出したESの結果が徐々に届き始めました。本当の地獄はここからでした。
ゆうもの就活:4月中旬~6月
特に食品メーカー、落ちる落ちる。
書類ぐらい通るだろうと思ってた中堅の製薬メーカーも、まあ落ちる。
4月半ばに面接を受けたもう一つの食品メーカー(キッコーマン)も落ちた時点で、食品の持ち駒がなくなりました。そして、5月からが本番の製薬にすぱっと切り替えました。
4月下旬からは面接しかなかったので、時間的には余裕ができました。2日に一回面接がある感じ。
でも精神的にはきつかった。面接で落ちるのって、ES落ちよりつらい・・・
しっかりと話した上で落とされるから、人間性を否定された気持ちになるんです。
このときは「もうES書きたくないし今から出せる企業は微妙」ということで、持ち駒をとにかく大事にという一心で通過を祈ってました。
4月後半から5月半ばまでが一番辛かった、「もういつまでも内定出ないんじゃないか」って病んでた。
製薬では何社か選考を進めることができ、初めての最終面接が5月14日にありました。「参天製薬」。
志望度としてはそこまで高くないけれど、内定1つ持っておきたいところでした。それまでにいくつも面接を受けていたので、エピソードの引き出しも増え、深掘りなども安定して答えることができた、と思います。
だけど、落ちました。不思議とショックはあんまりなかったです。採用人数2人とかだったし。「まあこんなもんだよなあ」と受け止められました、なぜか。
内定が出る
2回目の最終面接が5月20日にありました。大手製薬の子会社です。
面接は16時45分くらいの開始だったと思います。昼過ぎにうっかり寝落ちしてしまい、起きたら16時半だったことを覚えています。超スピードで着替え、ヘアセット(はしなかったかも)、zoom入室を済ませました。
面接は30分ほどで終わりました。
そして翌日の10時半、内定の電話をもらいました。さんざん病んでましたが、あっさりと初内定が決まったのでした。
その次の最終面接が5月25日にありました。残っている持ち駒のうち、最も行きたい会社2つのうちの一つでした。大本命です。
面接は10時過ぎから始まり、時間はたった15分。一瞬で終わりました。役員面接でしたが、何を言っても微妙なリアクションで「あ~失敗したかな~」とめちゃくちゃ不安が残りました。
けど、面接終了後2時間で内定通知がきました。早すぎ。だけどこのときの喜びといったら、もう。
この時点で、もう一つの行きたい企業を除いて他の面接を全て辞退しました。
最後の企業の選考はとても早く進み、6月1日に一次面接、その日のうちに最終面接が行われました。結果、2日に内定通知の電話が来ました。
5月25日に内定をもらった会社は工場勤務、6月1日の方はスーツを着て本社での勤務と、業務内容が全然違った。自分の適性からどっちに行くか、ものすごく悩んだ。
そして悩んだ末、25日に内定をもらった企業に行くことにしました。
これにて僕の就活は終わりました。
僕のまわりには3月とか4月に終活した人がけっこういました。それと比べて、5月に入っても最終にすら進めないことに本当に焦ってました。
製薬企業は選考時期が遅いです。そのため、5月後半からの半月で一気に結果が出たという感じになりました。
あと、イキって食品メーカー専願にしなくてよかったと心から思います。
22卒のコロナの影響
2020年、22卒就活が始まったとき、コロナの混乱真っただ中でした。正直、運の悪さに萎えてました。「リーマンショックみたいな氷河期世代になるのか」って。
結果から言うと、食品と製薬に限っては、影響はありませんでした。採用人数もほぼ例年通り。食べ物と薬の需要は、コロナ禍でも別に変わらないのかなーと思います。
むしろ、コロナによるとーっっても良い変化がありました。それはオンライン化です。
僕は最初から最後まで、自分の部屋で就活が終わりました。面接の30分前ぐらいから身支度を始め、7、8分前に着席、送られてきたzoomのURLを開くという感じでした。もう、説明会や1次面接から、しかも自費で東京に行ったりなんて考えられないです。
つまり、僕の就活は「移動0でお金も時間もかからず、いつも通りの採用状況」という超恵まれたものになりました。
23卒以降どうなるかわかりませんが、オンラインは一部引き継ぐべきだと思います。少なくとも一次面接までは絶対にオンラインでいい。
誰の参考になるか分からないけど、以上が就活結果報告でした。